人生いろいろ☆まだ頑張ってみたい

音楽が好きだけど、難聴に・・・

音が消えていく

30代の頃、仕事が忙しくて、人間関係も大変で辛かった。

辞めたくても、おひとり様で生活をしていく為には

辞める選択肢は思い浮かばなかった。

 

それはもう、精神を病んでいたんだと思う。

誰にも言えずに、一生懸命働いていた。

 

時々、言葉を聞き間違えたり、呼ばれても一度では気づかず、

仕事に集中してしまうタイプだから気付かないのかな?

くらいにしか思っていなかった。

 

ある日、健康診断の聴力検査の途中で、看護婦さんが

検査室のBOXドアを開けてきて、焦った様子で「大丈夫ですか?」と聞いてきた。

すると、高い音が聞こえていなかった。

平然を装っていたが衝撃を受けた。あの時の光景を今でも覚えている。

 

それが毎年毎年、少しずつ少しずつ聞こえる音が減ってきて

当然、生活にも不便なことが増えてくるようになる・・・(つづく)